約2年半の間、オリンパスのミラーレスカメラE-M5を愛用してきました。初めて自分で買ったカメラで、愛着もあります。軽いし、値段の割に高性能、世代が新しくなるごとにいいないいなと思っていました。
それでも、ニコンのフルサイズをメインに据えることにし、2017年10月にマップカメラさんで購入し、マウント替えを果たしました。もちろん、いくつかの理由があります。今日はその点を書いていこうと思います。
1 高感度に弱い
正直なところ、光量がじゅうぶんにあるところでは問題はありませんでした。そう、問題は光量が少ないところで非常に困りました。私は鍾乳洞が好きです。また、最近は人を撮る機会が増えました。もちろんお仕事などではなく、友人同士の付き合いです。そんな時、E-M5はISO1600が限界でした。それ以上はノイズがひどく、個人的に受け入れがたいものでした。フルサイズならかなりの高感度にも耐えられるでしょう。
2 画素数が少ない
E-M5の画素数は1600万画素です。私の一番撮る被写体は風景です。そうした写真を撮っていると、画素数が少なく、拡大した時に荒い画像になってしまうと感じました。
3 欲しいレンズが思ったより高い
標準ズームは明らかにマイクロフォーサーズのほうが圧倒的に安いです。E-M5で使っていたのはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZというレンズで、F値が変わります。これがけっこう不便であり、標準ズームだけはF2.8通しのレンズが欲しかったです。では、その値段はというと、
マイクロフォーサーズ オリンパス12-40mm F2.8 PRO 75000円
ニコン 24-70mm F2.8G 170000
ニコン 24-70mm F2.8E 210000
倍以上しますね。タムロンやシグマなど、サードパーティー製のレンズなら100000円ほどで買えます。安さはある程度正義と考えているので、純正にこだわるつもりはないのですが、標準ズームは一番たくさん使います。それだけに、標準ズームだけは純正が欲しかったです。
このように、標準レンズはものすごい価格差があるのですが、望遠ズームと広角ズームはほとんど値段が変わりません。例えば、広角レンズは以下の通りです。
マイクロフォーサーズ M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 48000円
ニコンFマウント TOKINA AT-X 17-35mm F4 50000円
もちろん純正同士で比べればマイクロフォーサーズのほうがやすい場合が多いのですが、前述の通り標準以外は純正にこだわりませんので、このように値段はほぼ同じになります。
4 好きな写真を撮る人がニコンを使っていることが多い
カメラを買う時にそれはもういろいろと調べました。そうして見つけたいろんな写真家の方々のブログ。大いに参考にさせていただきました。そうしてみると、今でも見ている方の多くがニコンのフルサイズなんですよね。これは絶対にフルサイズが欲しくなると確信しました。
こういうわけで、早めにフルサイズへ移行することにしました。でも、フルサイズに行くにあたって、やはり迷いに迷いました。その点は次に書きたいと思います。