初めてのホタル撮影と比較明コンポジット(合成)

皆さん、こんにちは。

日本の各地でホタルが飛び交うようになりました。
すでに撮影されて方もたくさんいらっしゃるでしょう。
実は、私は今まで一度もホタルを撮ったことがありません。
そういうわけで、初めてのホタル撮影に挑みます。

ホタルの撮影は普通にシャッターを開けるだけでは撮れません。
私は、次のサイトを参考にさせていただきました。

https://camera-web.jp/technique/hotaru-basic

撮影地は長崎市鹿尾川上流です。

住宅地を抜けた直後に無料の駐車場があり、そこに車を停めることができます。
赤丸で印をつけておきました。
そこから先は非常に狭い上に転回場もなく、ホタルを見る人のひんしゅくを買いますので、その先に来るまで行くことはおすすめしません。

さて、カメラの設定は以下のとおりです。
Z6+24-70F4
F4,ISO3200,SS8秒。
MFでピントを固定し、シャッターボタンを押しっぱなしにして連続撮影をします。
シャッターボタンを押しっぱなしにできるレリーズケーブルがあると便利です。
なにせ20分ぐらい押しっぱなしにしますから。

さて、鹿尾川のホタルは、川側にゲンジボタル、林側にヒメボタルがいるそうです。
林側はフェンスがあり、今回は障害物のない川側でゲンジボタルを撮ることにしました。
とは言っても、初めて来る場所であり、ホタルがどのように飛ぶかも分かりません。
とりあえず良さげな場所にカメラをセットし、ピントを明るいうちに合わせておきます。

その結果が、こんな中途半端な構図になってしまいました。
川面を飛んでも、森の中を飛んでもいいように、どちらも構図に入れています。
結果的には、この日のゲンジボタルは川の上を飛びました。

さて、8秒では蛍の光はこれだけしか写りません。


時には知らずに迷い込んだと思われる車の光が入ってしまいます。

これはこれできれいだと思うのですが、いま撮りたいのはホタルの光であり、邪魔でしかありません。
気が付かれたとおもいますが、実は構図が変わっています。
最初は下流にピントを合わせていたのですが、あまりホタルが飛ばず上流に向きを変えています。
背景などはこちらのほうが良かったと思いますが、後からは最初にカメラを向けていた下流側のほうが大量に飛び回ったので、失敗したと思いました。

それはともかく、撮影終了して家に帰ります。

帰ったら、まず夕飯を食べて、いよいよ比較明コンポジットで写真を合成します。
やり方は上記にサイトを参照してください。

80枚を合成して出来上がったのがこちら。

まだ日没後の明るい写真が入っていたので、明るめに写っています。
24mmで撮りましたが、もう少し画角を狭くしても良かったかな。

後半向きを変えて撮影したのがこちら。


こちらは明らかに広角過ぎました。奥の方でたくさん飛んでいたのですが、遠すぎますね。
星撮りと違って、望遠でとっても全然問題ないんだなと思いました。
今年は仕事の都合と天候的にもうホタルを撮りには行けないでしょうが、来年はもっといいものが撮りたいですね。